は、最後に書いてあります。あくまで個人的な考えではありますが・・・では、いきます!
近年、投資対象として純金積立をしているという方も増えてきています。私も少額ではありますが、大学時代に毎月購入をしておりました。その時の価格は1グラムにつき、2,500-2,800円程でした。それから15年ほど経った今、2020年現在の価格を「田中貴金属工業」のページで調べてみると、7,300円ほどです。約3倍になっていますね。まずは純金投資の魅力から見ていきたいと思います。
●なぜ純金に魅力があるのか?
①希少性がある
金にはその輝きと美しい見た目、採掘総量の少なさから、高い希少性があります。これまで地球上で発掘された金の総量は約18.3万トンで、これはオリンピック公式プール約3.8杯分しかないほど少量です。現在、地球に埋蔵されている残りの金は、約5.3万トンしかないそうです。さらに、大部分は採掘が困難な場所にあるため、枯渇する日も近い貴重な資源と言われています。このように、金は地球上にわずかしか存在しない貴金属として希少性があるのです。
②価値がゼロになりにくい
金は、古代から権力や富を誇示するための、人類共通の「お宝」として親しまれてきました。このことからも、現金や有価証券などの金融資産とは異なり、そのモノ自体に価値がある実物資産と言われています。そのため、価値がゼロになりにくいということも魅力の一つといえるでしょう。
③リスク(有事)に強い
①、②からもわかるように、金はその希少性や歴史的背景から「安全資産」としての意味合いが強いのです。ですので、経済恐慌や戦争などの有事が起こると、投資家は、株式などの「リスク資産」を手放し(売却し)、「安全資産」を購入する流れとなります。このため、株式下落時などには、金の価格は上昇しやすくなります。 ポートフォリオに「金」を組み込むことによって、資産分散となり、保有資産のバランスが取れるようになります。
このように、純金投資は資産形成において、「守り」の性質を強く持っています。「金」で資産を増やそうというよりは、「資産防衛のために持つ」という意識を常に持っておくことが、大切ではないかと思います。
ただ、「金」は人類共通の認識で「実物資産」と言われておりますが、あくまで「認識」に過ぎないのです。それ自体が価値や配当を生み出すということはありません。極端な話、無人島で金を持っていても、何の役にも立たないわけです。これは現金や株式、諸々の資産についても最終的には同じことが言えます。
ですので、同じ資金を長期にわたって投資していくのであれば、たとえ認識上の価値であるにしても、やはり「より増える可能性のあるもの」に投資していったほうが、はるかに安全ではないかと、個人的には考えています。
よかったらあなたのご意見も聞かせてくださいね。