……あなたの「年金」いくらもらえるか、確認したことってあります?
心配になってきてしまいますので、見ないほうがいいかもしれませんが。いえ、いずれ必ずやってくるのものなので、早く知っておいたほうがあなたのためですね。では、いきます。
●自分の年金が将来いくらももらえるのかを知るには?
必要なものは、誕生月に届く、「ねんきん定期便」と「年金手帳」です。
インターネットで「ねんきんネット」と検索し、ねんきん定期便(あなたの 誕生月に発送されます)に記載されているアクセスキー、年金手帳に記載の基礎年金番号を入力するとログインでき、将来あなたがもらえる年金額が試算できます。
・・・そして愕然とするはずです。
「え!これしかもらえないの!?」と。それもそのはず、国民年金法(国民皆年金)がスタートした昭和36年の平均寿命は、男性が65.32歳、女性が70.19歳。当時は55歳から年金がもらえたそうですが、男性に関しては平均で10年間だけ年金をもらう程度だったようです。まさかそれが男性81.41歳、女性87.45歳(2020年現在の日本の平均寿命)まで伸びるなんて当時誰が予想できたでしょう。さらに少子高齢化により、今後もらえる年金額は減少する一方であるということは、想像に難くありません。
具体的な数字で見てみましょう。4大卒で22歳から26歳までの4年間を地銀に勤め、その後今の会社(外資系金融機関)に6年勤務、現在33歳の私が60歳までそのまま勤め、65歳から年金をもらった場合で見てみます。
今後の月収(総支給額)がずっと30万円だった場合・・・65歳からもらえる年金は月額12.6万円
- 40万円だった場合・・・14.1万円
- 50万円だった場合・・・15.4万円
- 60万円だった場合・・・16.6万円
- 100万円だった場合・・・17.0万円(月収が62万円から上はずっとこの額になる)
いかがでしょう?現役時代に100万円のお給料をもらっている人ですら、65歳からもらえる年金は、たったの17万円・・・。
現時点でこの額ですので、「これよりは少ない」と思っていた方が賢明でしょう。年金額は状況により、常に変更されますので。
ちなみに、自営業の方のように「老齢基礎年金」のみの場合は2020年度時点で、満額でも65,141円。
大半の人…というより、老後を迎える全員が、公的年金だけでは「ヤバイ」状況と言えます。
でも、安心してください。公的年金とは別に、「自分年金」を効率よく形成するためのiDeCoやNISAといった制度もありますので、それらを使って、あとは1日でも早くスタートするだけです!