先日、60代のお友達と話しているときに、こんな質問がありました。
私もそろそろ、いい歳だから年金をもらおうかと考えてるんだけれど….
「働きながら年金をもらうと税金も増えるの?」
「在職老齢年金」のことですね。僕はとっさには答えられず「税金は増えるんでしょうけれど……ちょっと宿題にさせてください。勉強してきます!」と言い残し、その場を後にしました。きっとお友達は、税金が増える?というよりも、何か損になることがあるの?という意図で、そう聞いたのだと思います。
そして後日、調べた結果をLINEで以下のようにお伝えしました。
働きながら年金をもらうと税金も増えるの?ということですが、結論としては、増えます。(収入が増えることになるので、当然といえば当然ですね🥹)
ただ、大事なのはそこでなく「本来もらえるはずの年金が減額されるかどうか」というところでした。
これも、結論としては…「僕だったら働きながらもらう!」です。
簡単にですが、
厚生年金(国民年金部分はカウントしない) + お給料 が48万円を超えない限り、年金は減額されません。(超えたとしても、超えた分の2分の1が減額されるので、合計50万円貰っていても、年金の減額は1万円のみです!)
正しくは……厚生年金=基本月額、 お給料=総報酬月額相当額です。
もっと詳しい計算方法は、 日本年金機構のこちらのページをご覧ください。
たとえ年金受給を繰下げしても、損益分岐点は結構先になるんですよね。もちろん繰下げる年齢によりますが、だいたい80代後半です。
以上、ちょっと長くなりましたが、歳をとる前にいっぱい収入があった方が、使える幅は増えますからね😄
大切な時間とお金ですので、細かく計算されたいようでしたら、年金事務所に聞くのが良いです!
そして以下は、お友達からの返信です。
「詳しく調べていただき、ありがとうございました🙇♀️
夫婦ともにお金にかなり大雑把なもので、大事なときに使えるお金があれば……みたいな感じなんです。年金いただける歳になったので、これからは少しでも自分達のやってみたいことにお金を使ってみることも考えてもいいのかなとも思います。いろいろありがとうございます。また何かあったら、相談させてくださいね。」
「これからは少しでも自分達のやってみたいことにお金を使ってみることも考えてもいいのかなとも思います。」って、素敵なフレーズですよね。
人生を朝6時から夜10時までの1日に置き換えると、60歳はまだ夕方ごろ。これから楽しい夕食とその後のひと時が待っています。存分に楽しもうじゃありませんか。